「3 月のライオン」とお盆

「3 月のライオン」(羽海野チカ)第 1 巻 Chapter 2「河沿いの町」50 ページ 2 コマ目の対局通知書から、桐山零と二海堂晴信の対局日は 7 月 1 日で、2 人の対局は Chapter 5「晴信」で描かれます。

対局通知書に「平成 19 年 6 月 19 日」とあることから届いたのは 20 日頃で、この時点で二海堂のじいやの花岡はグリーン休暇中です。

花岡はグリーン休暇を 10 日間で切上げ、対局直後に姿を見せているので、対局日が 7 月 1 日であることに合致します。

Chapter 6「夜空のむこう」104 ページ 1 コマ目の後に「二海堂との対局を終え」「約束通り僕はみんなのいる家に向かった」とあり、2 つの可能性がありますが、1 と考えるのが自然でしょう。

  1. Chapter 6「夜空のむこう」は、Chapter 5「晴信」と同日
  2. Chapter 6「夜空のむこう」は、Chapter 5「晴信」の後日

ここで、Chapter 4「橋の向こう」は迎え盆/Chapter 6「夜空のむこう」は送り盆の日です。

「広辞苑」には、以下のようにあります。

おぼん【御盆】
盂蘭盆のこと。
うらぼん【盂蘭盆】
盂蘭盆経の目連説話に基づき、祖霊を死後の苦しみの世界から救済するための仏事。
陰暦 7 月 13 日〜 15 日を中心に行われ、種々の供物を祖先の霊・新仏・無縁仏(餓鬼仏)に供えて冥福を祈る。
一般には墓参・霊祭を行い、僧侶が棚経にまわる。
地方により新暦 7 月・8 月など日が異なる。
むかえぼん【迎え盆】
盂蘭盆で、祖先の精霊を迎える日。
⇔送り盆
おくりぼん【送り盆】
盂蘭盆の終りの日。
精霊を送る。
⇔迎え盆

「地方により新暦 7 月・8 月など日が異なる」と言っても、7 月 1 日に送り盆というのは早すぎると思います。

そして、Chapter 7「ひな」では登場人物が長袖を着ているので、東京の気候からすると、どんなに早くても 9 月下旬でしょう。

つまり、7 月 2 日以降 9 月下旬までは描写がなく、高校生が主人公なのに夏休みの様子がない変わったマンガです。

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